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2016年9月25日 (日)

ソフトの粉飾決算

160715私の作った「出来栄えリスト」を提示すると、開発側の表情がみるみる曇る…。

まともに動かない新ソフトの評価で、開発から出された日程が絵に描いたモチすぎてシラーッ。SF小説にさえ及ばないリアリティーの無さに唖然としていました。「選択と集中でやりきる」と余裕さえ漂う空気に呆れかえり、あらかじめ用意しておいた、ソフト全体の出来栄えを俯瞰できる「出来栄えリスト」を提示して、「こちらが考えている認識は深刻です」と伝えました。出来栄えリストには大半の項目に△や×印が並んでいます。すると、冒頭のように開発のテスト管理者と上長の表情が明らかに曇り出したのです。これはどう解釈したらよいのか。

私は「認識が間違っていたら言ってくださいね」と確認をしましたが、「だいたい合っています」との返答。現状況について「実装が終わってバグを取るだけ」と言っていたものの、実態は未実装項目がいくつも残り、実装済み機能も多くはまともに動作していないわけです。これでは粉飾決算であり、虚勢を張っていると言われても仕方ないでしょう。実際にここまで悪いという状況を認識できていなかった可能性はありますが、それはそれで開発中のソフトの出来栄えさえ把握するスキルがないという話になるだろうし。

現状の開発プロセスでは、開発での評価完了までは開発に主導権があり、設計審査やデザインレビューを”粉飾決算”で通せるかもしれませんが、我々の検査部署での最終ゲートでは門前払いになるだろうし、当然お客さんに通用するわけもありません。

そしてもう一つ問題なのは、”絵に描いたモチ”日程に従って、関連部署が出荷に向けて段取りをいろいろ調整し、そうそうたるメンバーが工数をつかっているわけで、これらも大半がドブに捨てられることが目に見えている情勢です。見ていて何やっているんだか、「シミュレーションゲーム」に興じる余裕があるのかなあとバカバカしさを感じています。

もちろん、出された日程通りに出てくる可能性がゼロとまでは言えないので、それもいくらかは想定する必要があるわけですが、そうなる場合は必ず「これはいけそうだ」という気配を事前に察知できますので、それから本腰を入れても全く問題ないでしょう。もっとも、その気配と言うのは「評価を進めるに足りる品質」と言う意味であり、出荷に対してはそこから少なくとも1カ月はかかりますけども。

開発は休日出勤を連続して目一杯やっていることだけは認めますけど、それによって粉飾決算やムダ工数の免罪符になるわけでもありません。次の出方で、社会人としての良識が問われます。

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2016年9月17日 (土)

息子、確実な一歩!

16091721歳の息子が確実な一歩を記録し、自立で歩けるようになったことを親として「認定」しました。

とまあ、まどろっこしい言い方になるのは一応理由があります。というのも、ある日突然歩きだすようなものではなく、つたい歩きの延長で一瞬何も持たずに立っている瞬間が生まれ、その後時々数歩自分で歩くようになり、その頻度が日に日に増してきて距離も長くなってくるといった具合なので、どこで歩けるようになったとするか認定基準を設けることとしました。

それは、「床に座っている状態から、壁や柱などに捕まらず、自分の力だけで立ち上がり歩き出す」というものです。結構厳しい基準ですが、本日その瞬間を目撃し、「歩ける」認定をしました。

さて、歩けるようになれば、靴を履いて歩くのが次のステップとなります。ところが靴を履かせた瞬間に全力で嫌がりワンワン泣く始末。慣れてもらわないと困るのでしばらく様子を見ていたのですが、どうにも泣きやむ気配がありません。ネットで「1歳 靴 嫌がる」で検索したらちゃんと対処法が出てくるんですねぇ。まずは抱っこしたり、親の膝の上で立たせたりして安心感を持たせることが大事なようですね。

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2016年9月10日 (土)

ソフト開発の生産性・効率性

160725キャリアデザインに展望がないことから、自己研鑽を中断して現在は趣味のシミュレーター開発に専念しています。

自己研鑽をやめたことで英語力はかなり下がったとは思いますが、シミュレーター開発で得られた知見も多くあり、全体的なレベルは保持していると思っています。例えば、数年前に作った自分のプログラムを見て「うゎ、分かりにくいコード書いてるなぁ」と思って改良することもありました。おそらくプログラム開発者が経験を積めば身に付くであろう、要求仕様を概念化して正確に実装するスキルが上がってきていることを実感します。

手前味噌にはなりますが、シミュレーター開発の生産性と品質には自信があります。必要な休養や育児を優先したうえで週に2~3時間設計しているわけですが、今年はJR線シミュレーターの新規開発、阪急線と阪神線への新路線追加をすべて実現しました。アジャイル方式での開発により設計した分からこまめにテストを積み重ねることで、手戻りを最小化することができました。テスト工数は仕事・育児との両立の関係上十分とれませんでしたが、それでもイベント出展期間中の不具合は「JR線シミュレーターで○○人目運転中の表示がカウントアップされない」の1件のみで、お客さんには実質影響のあるものではありませんでした。

こうした経験や知見は仕事の中でも活かせるところがあって、ソフト評価で不具合を検出するだけでなく、ラクで確実な修正方法を提案するところまで踏み込めることもありました。

一方、現在仕事で評価中の新ソフトは開発規模が大きいとは言え、非効率にも程がある開発プロセスとあり得ない低品質で、リリース日が迫る中、全く目処が立ちません。ソフト評価者の私としては仕様の不備を早めに指摘するなどの動きは取れますが、実装の中身までは分かりかねるので如何ともしがたく、1月・2月にあったような「動かないものをいつ評価完するのか連日回答させられる」ような世間の害悪レベルの愚かな極みの展開だけは阻止するのみであります。

野球とかでも接戦では送りバントなどの堅実な攻めをするところ、大きくリードを許している局面ではエンドランなど多少強引な攻めも仕方ないとかがあると思います。ソフト開発も同じようなことが言えて、歯車が狂いだすとそれを挽回すべくどんどん無茶で成功率の低い手段に打って出るようなところがあります。しかしこれは懸命な努力はしているものの、ゴールからかえって遠ざかることも多いわけで、疲弊しか残りません。こういう展開を昨年度以来うちの事業部では繰り返してきています。そしてソフト評価は人員不足がますますひどくなるばかり。

今回の新ソフトも今後は事実上「敗戦処理」になるわけですが、いつ収拾つくのかどうか分かりません。最善を尽くして3カ月遅れでしょうけど、私は今後の展開次第では最悪未発売のままお蔵入りの可能性すらあると思っています。仕様があいまいなまま進んで手戻り多数、正社員が設計しないから製品ドメイン知識がないため実装レベルが低く初歩的不具合多発、それを無理に納期通りに間に合わせようとして不具合改修と並行して開発テストを回すので効率悪い、さらに事業的圧力からギブアップの声も出せず現実的なリスケジュールもできない、どれをとっても醜すぎます。

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2016年9月 3日 (土)

わくわく電車王国2016 in みやこめっせ

1609031みやこめっせで開催された「わくわく電車王国2016 in みやこめっせ」。今年は阪急百貨店の鉄道模型フェスティバルと時期が重なっており、8月10日にシミュレーターのアテンドをした後、少しの時間立ち寄ってきました。

まず、会場に入って思わず口にしたのは「広いっ!」(笑)。阪急百貨店の入場制限までかかった混雑ぶりと比べると、たいへんゆったりしています。良い意味で安心感があります。

1609032会場ではプラレールやNゲージの運転体験やミニ列車に乗れる企画、そして制服を着て記念撮影できるコーナーがありました。どちらかと言うと、「電車をテーマにした子どもの遊び場」というコンセプトですね。E5系はやぶさフワフワの遊具や縁日なども充実。繰り返しますが会場がとにかく広く、ゆったり楽しめます。

さて、私の真の目的は京都市交通局のシミュレーターです。昨年の来場者の方のブログを拝見すると、本物のスケルトンモデルの運転台を使用していたみたいなので、これだったら私も体験してみたい…。

ところが今年はスケルトンの運転台はなく、ポニーキャニオンのマスターコントローラーのみで、しかも故障していて音楽館のソフトをデモモードで動かしているという残念な結果に…。ガックリ。

ただ、小さい子ども、親子連れには適したイベントであることは分かったので、来年以降機会があれば息子を連れていきたいです。

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