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2017年1月30日 (月)

やりがいゼロのソフト評価(1)

161117先週の記事でISO9001内部監査員の研修の話をしましたが、2008年以降続けてきたソフト評価のキャリアは基本的にあきらめることとし、41歳でのコンバートをすることとしました。

昨年1月以降、ソフト評価業務を取り巻く環境は加速的に悪化しており、まだ底ではなく、地獄巡りしか残っていないと考えています。

いくつか要因がありますので、問題点を整理していきます。

まずは事業拡大によりソフト数が増える一方、ソフト評価者の増員が不十分で圧倒的な工数不足になり、評価の質を維持できなくなったこと、今後も評価の質を向上できる見込みがないことです。

すべてのソフト評価において不足しているわけではありませんが、事業の主力となるソフトを中心に、内部工数の不足は社内の他事業部からの応援工数を委託して補っているのが現状です。これは人数的には足りているように見えるかもしれませんが、実際は大変な問題です。応援工数で入られる方はソフト評価に関して専門知識を持っているわけではなく、チェックリストなどの段取りはすべて我々内部工数で用意しなければなりません。しかし、不足しているのは評価実行工数ではなく、十分な品質を確保するために必要な評価設計をする工数です。専門知識のない外部工数をいくらつぎ込んでも、この不足を補うことができません。結局、「間に合わせただけ」の粗雑なチェックリストを渡して評価をお願いせざるを得ず、これでは「ないよりまし」程度の応援にしかなりません。もちろん一生懸命やっていただいていますし、不具合もそれなりに検出されますが、十分な品質を確保するための評価には程遠いものになってしまいます。

本来なら、正社員の増強とまでいかなくとも、ソフト評価スキルを持った派遣社員を投入することが必須なのですが、いくらお願いしても実現しませんでした。これからもこの体制が続くでしょう。これは事業として、ソフト評価が製品にもたらす価値はこの程度とみられ、コストでありお荷物と思われていることの表れです。「どこの部署も工数は足りない」と言う人もいますが、開発部署では工数が足りないとなれば2つ返事でソフト専門の派遣社員やソフトスキルのある外部工数が充てられることを考えたら、それと比べてソフト評価が軽く見られ雑用レベルで補充可能と思われていることは明らかです。

この状況においては、評価スキルのアップは望めません。仮に評価スキルを自己研鑽でアップさせたとしても、それを実践する機会がありません。局所的には最善を尽くしてはいても、結局は、評価の質低下による見逃し、それに起因する市場品質問題や販社からのお叱りを、自ら首を差し出して待っている状態に陥るわけです。定年まで18年余り、これを続けるというのはモチベーションを保てません。

これは部内的要因ですが、外部要因の方がさらなる打撃でした。これは次回以降続きを書いていきましょう。

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