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2017年5月22日 (月)

やりがいゼロのソフト評価(4)

170321期初の面談から「やる気がない」と私に切り出され、面談者はその場では冷静に受け止めていたようでしたが、その後、上長との間で調整が進み、結果、私はソフト評価者のキャリアから撤退し、ISO9001等の品質マネジメント事務局へコンバートすることになりました。そして今までその仕事をしていた方がソフト評価に専念することになり、外部からの見た目上はジョブローテーションという形です。

しかし、私としてはこれまで再三SOSを出しながら結局キャリアを途絶して緊急避難的にコンバートせざるを得ないという事態になり、この1年間は坂道を転げ落ちるように状況悪化し、船は沈没し、糸が切れてしまった形です。

ソフト評価としてのキャリアにこだわるのであれば、正直転職しかないでしょう。しかし、健康面の不安要素や年齢的なものを考慮すると、そう簡単にもいかない。独立起業するにもソフト技術的にまだ不足がありますし、そもそもリスクが高い、まして息子が小さいうちは家では仕事にならないでしょうし、会社を辞めることには慎重にならざるを得ないのです。そんな中で不本意な形とは言え、コンバートさせてもらってISO9001事務局であれば、それなりに知識が広がり、他部署の業務状況を知るチャンスにもなり、経営陣に説明や依頼をする貴重な経験を積める部分はプラスに捉えられると判断し、当面これで頑張るしかありません。

さてその問題のソフトはどうなるのか。発売直後から案の定インストールできない、ライセンス認証できない事態が販社のあちこちで発生し、販売支障が大きく出ています。ただこれはまだ蓋が燃えているだけで顧客先で中身が炎上すればこんなことでは済まないでしょう。開発ではなんとか改善するためにソフト構造見直しや販売活動に足りない機能の追加など、局所的には善後策をとっているようには見えるんですが、またその計画がムチャとしか言えない内容でして、このままではまた同じパターンを繰り返し地獄を見るのが必至と予想しています。私は担当から外れたのである意味気楽ですが、その様子を同じ職場内で横目で見ています。

未完成レベルで、基本機能に難があるソフトを無理からリリースするような方法は通じるのか。通じるとすれば、お客さんもアホアホの場合(箱の中が空でも気づかないレベル)か、どこぞのOSみたいに「なんだこのひどい仕様は…フリーズしまくりだし」と思っても代わりのソフトがないので泣く泣く我慢するしかない場合は、しばらくは通じるでしょうか。しかしまあ、大口顧客にアホアホが通じるはずもなく、旧ソフトが欲しいと言われている始末のようです。このような事態が長引けば間違いなく事業は多少なりとも傾くでしょう。

このようなトンデモなレベルのソフトリリースは16年前にもあり、結局途中で販売中止を余儀なくされたわけですが、このソフトも同じ運命をたどるのか。仮に販売中止を回避できるとすれば、開発組織が社会人としての良識を回復するか、荒療治で体制を一新するかしかして、まともな神経で判断できる状態を取り戻すことが何よりも先に必須でしょうね。

いずれにしても、単にソフトの出来栄えが悪いという次元をはるかに超越した問題なのです。アホアホつまりは非論理的、非効率的な手法を「目一杯やってる感」を出すことでまかり通らせた上に、ソフトの出来栄えを自身で正確に判断できないという状態が組織ぐるみに蔓延し、骨の髄まで腐敗が進んでいる以上、この方たちが作るソフトを受け取って評価することはできない、というのが私のスタンスです。

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